わかっているようではっきりと分からないのが、結婚と婚姻と入籍という似たような言葉の意味の違いです。 ではここできちんと整理していきましょう。 まず、結婚と婚姻についてです。結婚とは男女が夫婦になり、愛・情・性などを基礎とした社会的経済的結合関係を継続することです。 「婚姻」も同じ意味を持っていますが、正確には「結婚」の正式な表現として使われます。法律が関わる場面においてはこの「婚姻」を使うことが一般的です。また昔は「婚姻」が一般的に使われていました。 「婚姻」「結婚」は社会的、経済的、人間的、法的正当性の観点からパートナーとの結びつきを定義づけるものです。 その根底にあるものは「契約」という概念によって成り立っています。 特にフランスでは結婚を完全に「契約」として解釈されていて、そのための契約書を取り交わす必要があるそうです。
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また、世間一般では「入籍」は「結婚」「婚姻」と同じ意味で使われていますが、本来は別物です。「入籍」とは、呼んで字の如く「戸籍に入ること」で、出生、養子縁組、婚姻など何かの原因があって、既存の戸籍に新しいメンバーが入ってくる場合のすべてを指します。一番、多い間違いとしては初婚同士の者が結婚の報告として「入籍しました」というケースがありますが、初婚同士である場合新しい戸籍が作成されるため「入籍」という表現には当たりません。
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これら養子縁組や婚姻などは 身分事項の変動を生じる法律行為で、出生は出生、養子縁組は養子縁組、婚姻は婚姻、と表現することが一般であるため、戸籍事務上、単に「入籍」と言う場合は、身分の変動を伴わない単なる戸籍間の移動を指すのが普通です。 よく誤解されがちですが、「入籍届」は、例えば離婚した夫婦の子供が父親の戸籍から母親の戸籍に移るとか、母親の再婚相手と養子縁組まではしないけれど、同じ苗字を名乗るために戸籍に入るような場合に利用する届出であって「婚姻届」とは全く違うものです。